日本は地震大国と言われるほどに地震が多い。
ヨーロッパの人間が日本に旅行で訪れると地震の多さに驚くと聞く。
平成に入り、阪神・淡路大震災と東日本大震災、熊本での大地震と3度も大きな地震被害が起きている。
もはや日本に住んでいる以上、関係ないでは済まされない。
誰がいつ震災に直面してもおかしくないのだ。
いま出来ることは、何だろうか?
震災を防いだり回避することが出来ない以上、その時に備える
これが我々に直ぐにでも出来る事である。
とはいえ、一体何を準備すればいいのだろうか?
東京都の備蓄プロジェクトから何をどの程度の量で準備すべきか見てみよう。
想定される被害とは?
具体的に何を準備すべきか?の前に、そもそもどのような事態が想定されるのか。
大きく分けると次の通りのようだ。
- ライフラインの被害による、電気・ガス・水道・下水が使用できない
- 道路の使用不可など交通が麻痺し、移動や流通が困難なために必要なものが手に入らない
生活インフラの利用不可と食料や飲料、生活用品の入手困難に陥ることが想定されている。
あくまで東京都の想定だが、過去の震災を振り返っても必要なものは共通しているだろう。
それまでは、支援などを考慮してもある程度は自力で備蓄をしておくことが重要とされる。
しかし、備蓄といっても何をどのくらい準備してけばいいのかは判断に困るところだ。
何を備蓄するのか?
個人や家庭によって必要なものは考え出したらキリがないが、最低限備蓄として用意するものは大きく分けると4つに分類される。
- 飲料水や食料
- 水や食料以外の日用品
- 常備薬などの医薬品
- 緊急時に使用する非常用品
備蓄も目的は、災害時のインフラ復旧までを凌ぐことである。
最低限生活に必要なものを揃える必要がある。
しかし、意外に備蓄する習慣は浸透しないようだ。
懐中電灯や充電式ラジオは、購入して保管しておけば良いのでそれほど問題はない。
しかし、主に賞味期限がある食料・飲料水や常備薬などは意外に備蓄が続かない。
どうやって備蓄する?備蓄が続かない理由
備蓄といってもどのように備蓄すれば良いのか?
正直イメージ出来る人の方が少ないのではと思う。
過去の震災から備蓄することが重要とわかっていても備蓄できてない人が居るとすれば理由はひとつ。
日常生活とは別に備蓄をしようとする
これが備蓄が継続できない理由だ。
非常食などを緊急用に備蓄しても、いつ震災が来るはわからない。
賞味期限があるとはいえ、十分に水や食料の管理が出来ずに断念してしまうことが多い。
そこで、東京都のプロジェクトでは次のような備蓄方法を推奨している。
日常備蓄を心掛ける
「日常備蓄」とは非常食を一気に買って管理しておく「これまでの備蓄方法」とは異なる。
- 日常生活で使用する水や食料などを少し余るくらいに購入しておく。
- 生活で消費して足りなくなれば、また多めに追加購入する。
- 古いものから生活で消費していく。
- 足りなくなったらまた追加購入する。
このように多めに購入して古い物から日常生活で消費しつつ、買い足していく。
このサイクルで、常に余裕を持たせて備蓄に回していく方法だ。
これまでのように緊急用として別に購入する必要がないので、管理も煩雑にはならない。
あくまで日常の範囲で管理できるため、備蓄を続ける可能性が高くなるようだ。
どのくらいの量を備蓄すればいい?
備蓄の量については、その時々の状況で変わってくる。
最終的には、各家庭で備蓄量の目安を考えることを東京都は推奨しているが、参考モデルとしては1週間ほどを凌げる量が提示されているようだ。
具体的な備蓄の例
備蓄が続かない理由を踏まえた上で、何をどのくらい準備すべきなのかを東京都の参考モデルから見てみよう。
参考モデルは、父・母・子(乳児)・祖母という4人家族がモデルとなっている。
水・食料
- 水
- (2リットル)12本
- 主食・無洗米
- 5kg
- レトルトご飯
- 6個
- 乾麺
- 1パック
- 即席めん
- 3個
- 主菜・缶詰
- (各6缶)
- レトルト食品
- 9パック
- 缶詰
- (果物など)1缶
- 野菜ジュース
- 9本
- 飲料
- (500mlペットボトルなど)6本
- チーズやかまぼこなど
- 各1パックずつ
- 菓子類
- 3個
- 栄養補助食品
- (カロリーメイトなど)3箱
- 健康飲料粉末
- 1袋
- 調味料
- (砂糖・塩・酢・醤油・みそ)各1式
日常用品で最も重要なものが水と食料である。
飲料水意外にも調理用、乳児が居る場合はミルクを作る場合にも必要となってくる。
水を備蓄する習慣が無い場合、インフラが復旧するまでは水不足の問題が出てくるようだ。
米や麺類などは、日常生活でも使うので、そこから余分を備蓄すると良い。
乾麺や即席めん(カップラーメン)など、ガスを節約するために直ぐに茹でられるものやお湯を入れるだけのモノが好ましい。
缶詰(サバの味噌煮や野菜の缶詰など)やレトルト、野菜ジュール、栄養補助食品などはビタミンやミネラルと言った栄養バランスを考えて備蓄しておくとよい。
また、菓子類など震災時は特にストレスが溜まるのでストレス解消に役立つ。
- 国内名水 2L×12本【1ケースから本州・九州・四国送料無料!】【放射能検査済】安心西日本 水 2L×12本 賞味期限約2年 熊野古道水【代引・eコレクト不可】熊野古道の水 賞味期限約2年 国内名水 コーヒーが出やすい水【HLS_DU】
- ★新生活応援ポイント5倍★(4/19 9:59迄)27年産 無洗米 山形県産あきたこまち 10kg(5kg×2袋)【あす楽_土曜営業】送料無料★5年連続グルメ大賞★週間ランク1位477週年間ランクお米で4年連続1位北海道沖縄は送料別途515円【コンビニ受取可】
- かあさんの味お惣菜缶詰<切り干しだいこん> [防災用品/非常食]
- レトルト 詰め合わせ 惣菜 おかず 和食 たっぷり24種類 セット 送料無料【あす楽対応】お中元 お歳暮
- ◆1本あたり75円◆【送料無料】 カゴメ 野菜生活100 選べる3ケースセット (200ml×72本) カゴメ野菜ジュース kagome 野菜一日これ一本 マルサン豆乳も選べる【jo_62】【0920】ポイント3倍(P08Apr16) 【sa_sei】
- ポカリスエット 500ml×24本【楽天24】【あす楽対応】[大塚製薬 スポーツドリンク(飲料タイプ) スポーツ飲料 熱中症対策]【イチオシ品】
- [大塚製薬]カロリーメイト ブロック チーズ味 4本入×30箱 [送料無料]/バランス栄養食/非常食
- ポカリスエットパウダー 1L用(74g*5袋入*5コセット)【ポカリスエット】[ポカリスエット 粉末 1l スポーツドリンク]【送料無料】
- 雪印 ファミリアチーズ 350g
- 業務用卸問屋 カズサヤ
一応、インターネットで手に入るお店をピックアップしたが、日常の食品なのでわざわざインターネットを利用しなくても近所のスーパーでも十分に手に入る。
一気に用意しようとせず、日ごろの買い出し時に非常時を意識して少し多めに購入してストックすることを心がけよう。
水や食料以外の日用品
水や食料は最重要だが、水と食料だけで震災という非常事態を乗り切れない。
水や食料以外の日用品をで必要なものは次の通りになる。
- 大型ビニール袋やごみ袋
- 各1パック(30枚)
- ビニールル袋
- 1袋
- ラップ
- 1本
- ディッシュペーパー
- 1パック(箱5個)
- トイレットペーパー
- 1パック(12ロール)
- ウェットティッシュ
- 1パック(除菌100枚)
- 使い捨てコンタクトレンズ
- 1箱(1か月分)
- 使い捨てカイロ
- 1袋(10個)
- 点火棒
- 1個
主に衛生面で利用するものばかりである。
どれも日常で使用するものばかりなので、多めに購入する意識でいれば非常時に困らない。
当然、コンタクトレンズは利用者のみ。
点火棒は、着火することが出来る長めのライターのようなものだ。
また、使い捨てカイロなど季節によっては購入する意識が薄れがちなものもある。
震災はいつ起こるかわからないので、常にどの季節でも対応できるようにしたい。
- ごみ袋 45リットル0.015mm 半透明 10枚x100冊 1冊あたり51円 KN-53【ポリ袋】【ゴミ袋】【ごみ袋】【エコ袋】【送料無料】 【smtb-k】【ky】【あす楽】
- サランラップ 22cm*50m 3本パック(1セット)【サランラップ】
- ハロー コンパクトボックス(300枚(150組)*5コ入*12コセット)【ハロー】[日用品 ティッシュペーパー]【送料無料】
- 【4/16(土)10:00?エントリーでポイント最大4倍】 コアレストイレットペーパー8パック 48ロールキラットオリジナル
- 肌に優しいヒアルロン酸配合 ノンアルコール チャームオリジナル ウェットティッシュ 80枚×10袋 お買い得セット 関東当日便
- [3500円以上で送料無料][宅配便配送] 着火ライター ロング ユーティリティライター 点火棒 ライター 花火 お線香 ローソク キャンプ 長い使い捨てライター 着火 ちゃっか チャッカ PSCマーク付
- 【桐灰化学】 桐灰 はる 30ヶ入函 (使い捨てカイロ)
- ★【送料無料】メニコンワンデー×2箱セット/メニコン/ワンデー/1日使い捨て コンタクト/楽天 最安値に挑戦/コンタクトレンズの専門店【処方箋確認不要】
医療品・常備薬・生理用品
震災時にケガをしたり、非常時という環境から体調を崩すこともある。
その時は、普段家庭に常備してある薬や医療品が必要になってくる。
改めて何を準備するか考えずに、常時使用しているものに余裕を持たせておこう。
救急箱セットに不足が無い状態で、常備薬は1箱ずつあると理想的だ。
また、女性に特有の生理用品は2パックそろえておくとよい。
- 救急箱
- 1セット
- 常備薬
- 各1箱
- 生理用品
- 30個を2パック
- [ 防災セット 応急手当セット 救急セット 救急箱 ] 少人数用救急箱 [5人?10人用]【RCP】 家庭用救急箱セット 応急手当用品 基本セット 衛生用品 入れ替え 詰め替え 詰替 学校 会社 公共施設 マンション管理組合 備蓄 02P26Mar16 最安値に挑戦
- 爽快ドラッグ
- ウィスパー すきまぴったり 超朝までガード さらふわ400 特に心配な夜用(14枚入)【201410pg_so】【fil-FM】【PGS-WH19】【ウィスパー】[ウィスパー ナプキン 羽 生理用品 厚型 夜用]
乳幼児用品
赤ちゃんが居る家庭では、大人用の備蓄だけでは足りなくなる。
年齢にもよるが、赤ちゃん用のミルクなども備蓄に加えておこう。
- 粉ミルク
- スティックタイプ10本を2箱(アレルギー対応のもの)
- 離乳食
- 1週間分以上(アレルギー対応のもの)
- おしりふき
- 1パック
- おむつ
- 1パック(70枚)
- 明治エレメンタルフォーミュラ(17g*20本入)[粉ミルク ベビー用品]【送料無料】
- お試し アレルギー原料 不使用「ピュアボーロ」 送料無料 アレルギー対応 12g×20袋 離乳食(かぼちゃ味・いちご味) 砂糖不使用 グルテンフリー
- 水99% Super 新生児からのおしりふき 100枚×16個
- パンパース パンツLサイズ240枚(56枚×4+ベビーザらス限定 16枚増量) おむつ 紙おむつ 箱入り(カートン)【送料無料】
高齢者用品
高齢者が居る家庭では、高齢者用のおむつなども備蓄しておくべきだ。
体の弱い高齢者にとって特に医者から処方されている常備薬などは命にかかわることもある。
かかりつけ医に相談しながら常備薬については考えてもらいたい。
- おかゆ等柔かい食品・高齢者用食品
- 1週間分以上
- 常備薬(処方薬)
- 1シート
- 補聴器用電池
- 6個
- 入歯洗浄剤
- 1箱(30錠)
意外に忘れがちな入れ歯洗浄剤など、食事による影響補給の妨げになる可能性もあるので注意。
- 【本日楽天ポイント5倍相当】ホリカフーズ株式会社オクノス栄養支援 おかゆ 200g × 30(商品到着まで6-10日間程度かかります)【JAPITALFOODS】【RCP】
- 補聴器工房
- 【あす楽】ニッシン フィジオクリーン キラリ錠剤 30錠入×6箱
非常用品
日常でも使うことはあるが、食料などに比べると頻度が少ない。
しかし、非常時にはとても役立つものも備蓄がをしておこう。
特にガスコンロは非常時の食事に必須であるし、電池などは懐中電灯を始め様々な利用価値がある。
また、手回し充電式のラジオなど情報収集に役立つものも考慮しておくとよい。
- 簡易トイレ
- 30回~分
- 懐中電灯
- 2個
- 乾電池
- 単1~単4まで多めにあると良い
- 手回し充電式ラジオ
- 1個
- 【送料無料】楽天ランキング1位!/汚物袋50枚つき/非常用トイレ/シャットレット50回分/防災グッズ/災害/防災/防災用品/停電/地震/携帯トイレ/簡易トイレ/災害用トイレ/失禁対策
- 懐中電灯 LED懐中電灯 ハンディライト フラッシュライト 防水 懐中電灯 led 強力 懐中電灯 最強 懐中電灯 充電式 懐中電灯 防水 懐中電灯 led 長時間 懐中電灯 防災 LED 懐中電灯 充電式 LED懐中電灯 超強力
- 激安 ついで買い特集! 4本セット Panasonic パナソニック EVOLTA エボルタ 単3形 アルカリ乾電池 長寿命でパワー長持ち 10年保存 液漏れ防止 【検索: 備蓄用 非常用 防災グッズ 安全 省エネ 長持ち ギネス 】 ◇ EVOLTA 単3電池LR6EG/4P
- 手動、手回し式ラジオダイナモ ラジオ (携帯充電器、懐中電灯、サイレン付)bo-005
電池は、単1~単4を揃えてもどれかが余る場合もある。
会員ランクで最大ポイント4倍■【送料無料】 単1形 電池スペーサー 電池アダプター 4個セット 単3が単1になる電池アダプター 電池変換 非常用 防災 地震 対策 【単3電池1?2個入れ対応】 【エネループ エネロング アルカリ電池対応!】
|
その場合は、このような単3電池が単1電池として利用できる電池スペーサーがあると有効だ。
いつ自分が被災するかわからない
テレビで震災のニュースを観ると、なんとなく自分とは違う世界と今でも感じてしまう人も多いだろう。
人間は意外に「明日は我が身」という言葉を忘れている。
今回東京都のプロジェクトから参照した備蓄用品には、被災地の経験が生かされたものも多い。
それらの経験が無駄にならないように常に備蓄を心掛けて、不足しないように準備しておこう。
【参考資料】自然災害に備えた自宅での備蓄について|東京都
コメント