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理解不能な経営者!ワタミ渡邉美樹が叩かれる4つの理由

      2016/09/05

ブラック企業。
この言葉はすっかり世間に定着したようだ。

元々ブラック企業という言葉は反社会的勢力と繋がって違法な行為を繰り返す会社を指していた。
しかし現在では、従業員や立場の弱い業務従事者を長時間拘束し、低賃金で使い潰すような会社をブラック企業と呼ぶことが多い。

このブラック企業という言葉の定着に貢献した人物のひとりとして名前が挙がってくるのは、ワタミの創業者・渡邉美樹だろう。
インターネット上での叩かれ様はまさに異様である。

渡邉美樹,漫画

なぜ渡邉美樹は嫌われるのか?
これだけ問題が噴出すれば叩かれるのは当然だが、改めて渡邉美樹が叩かれる理由を考えてみたいと思う

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渡邉美樹(わたなべみき)プロフィール

10歳で母親と死別、父親が経営していた広告会社がつぶれた際に経営者になることを志す。
キリスト教信者であったが、教義に疑問を持ち決別。

神奈川県立希望ヶ丘高等学校を卒業後は明治大学商学部に進学。
大学卒業後、ミクロ経理で半年勤務後に佐川急便でセールスドライバーを1年務めた。
起業資金300万円を稼ぐために佐川急便で1年働いたエピソードは比較的有名である。

1984年に有限会社渡美商事を設立し、つぼ八の店舗を買い取ってフランチャイズオーナーとなる。
1987年に社名をワタミフードサービスと変更。現在のワタミ株式会社へとつながっていく。

過去に取り上げられた渡邉美樹の問題

渡邉美樹が嫌われる理由を考察する前に、渡邉美樹にまつわるエピソードや問題をまとめてみたい。
渡邉美樹は嫌われているという結果に対しては、必ずそれに至る原因が存在し、その原因は過去に報じられた問題であったり自身の発言に起因していると考えられるからである。

女性従業員 過労自殺問題

渡邉美樹、及びワタミグループの問題で広く認知されている件である。

2008年に居酒屋「和民」に入社した女性社員が入社2カ月で自殺した。
7日間連続の深夜勤務を含む長時間労働と月140時間ほどの時間外労働を強制していた。

自殺した女性社員の日記には、当時の過酷な労働環境を想像させる内容が記されており、共同通信がその内容を公開した。

体が痛いです
体が辛いです
気持ちが沈みます
速く動けません
どうか助けてください
誰か助けてください

この件に関して、渡邉美樹はツイッター上で

  • 彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理できていなかったとの認識は、ありません。
  • ワタミは天地神妙に誓ってブラック企業ではありません
  • バングラデシュで学校をつくります。そのことは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じています

と自己肯定や自己を正当化する内容を投稿し、インターネットを含む多くのメディアやユーザーから批判を受けた。

長時間労働と過労死についての過労死ラインは1か月あたり概ね80時間とされている。
自殺した女性の月140時間がどれほど過酷なものかはこの基準値からも理解できると思われる。

なお、2013年12月9日には女性側遺族がワタミや渡邉美樹を相手取って損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
2014年3月27日、渡邉美樹は出廷し道義的責任について重く受け止め、心よりの謝罪を申し上げますと謝罪するものの、法的責任は見解の相違があるとして争う姿勢を見せた。
この裁判において、法廷の入り口をワタミ社員が取り囲んだり、最前列にまとまって座るなどの妨害をしたと女性側の支援者から抗議の声があがっていた。

この日の裁判は始まる前から異常だった。午後1時30分の開廷予定より20分ほど前、東京地裁705号法廷の入口では、双方の関係者が揉み合いになっていた。「これがワタミのやり方なのか!」などの強い抗議の声も上がっていた。

 傍聴に来ていた支援者によれば、午後1時過ぎに法廷前に到着したところ、大勢のワタミ社員が法廷の入口を半円形に取り囲み、支援者らが入れないように妨害したのだという。

 実際に、入口スペースを狭めるようにしてドア横に立っている男性もいた。筆者がその脇を強引に抜けて法廷に入ると、スーツ姿の男性十数人が、最前列付近の席にまとまって座り、前を向いて沈黙していた。遺族支援者によれば、それがワタミ社員なのだという。

ワタミグループ理念集問題

週刊文春がワタミグループ理念集の内容を掲載。
その内容が365日24時間死ぬまで働けと労働基準法や人権を無視したような内容であった。

ワタミはこの理念集の「365日24時間死ぬまで働け」部分について、上司が部下に愛情を持って接して欲しいというメッセージであり実際に365日24時間働けと言っているわけではないと釈明している。

本意が伝わっていないという理由で、ワタミは理念集を改定し365日24時間死ぬまで働け働くとは生きることそのものであると表現を改めた。

ワタミ理念集改定に関しては、以下の記事を読んでみるとワタミが本質的に何を改めているのか理解できるかもしれないのでおススメしておく。
ワタミ理念集の改訂版『働くとは生きることそのものである』を読んでみよう(上西充子) – 個人 – Yahoo!ニュース

郁文館夢学園 教師へのパワハラ疑惑と大量離脱

2003年から渡邉美樹が理事長を務める学校法人。
元男性教師が郁文館夢学園に勤めていた2005年から2009年までに渡邉美樹からパワーハラスメントを受けており、不当に解雇されたという。
男性の陳述では、渡邉美樹は元男性教師の髪型が気に入らないと「断髪式」の名目でハサミを使い髪を切り落としたそうだ。

これについては、スポーツ報知のみが報じていたようで、その他メディアが報じた形跡はない。
元男性教師は訴訟を起こすようだ、とされていたがその後の情報については不明である。

また、郁文館夢学園に関しては、教員の給与大幅カットや365日24時間電話していい教師に電話してい良いという時代錯誤の熱血指導を強いた。
結果的に2年間で教員が30人辞めたそうだ。

郁文館夢学園には、夢合宿というものが存在している。
郁文館の合宿施設「志高館」での合宿である。
この合宿について、渡邉美樹は教育者ではなく経営者として手腕を発揮してしまったと語られている。

「私の目の前で常務理事に『これ、何泊したら採算取れる? あ、そう。じゃあ、そうしましょう』と言うんです。聞いてびっくりした。渡邉に『教育』という観点からの配慮は全然ない」(小林教授)

「ワタミって、有機野菜の農場をやっているって自慢しているでしょう。そのワタミファームに、社会科の校外学習で遠足に行くことになった。有機野菜というのを勉強させるのもいいかと思ったんだけど、そうしたら渡邉が張り切っちゃって、有機野菜を切り分けた袋を1人何百円かで生徒に売る用意をしちゃっているわけですよ。

『子供たちにお土産の野菜を押し売りするな』って私は言った。そうしたら渡邉は私に向かって、こう言ったんです。『用意しちゃったんですよ』って(笑)。つまり、彼は教育者ではなく、経営者として“採算を度外視しない”ことばかりやっている」(小林教授)

このように語っている小林教授とは、郁文館の元校長・小林節(慶應義塾大学教授)である。

カンブリア宮殿での発言

これはインターネット上で広く拡散している発言。
テレビ東京の「日経スペシャル カンブリア宮殿」に渡邉美樹が出演した際の番組ホスト役である村上龍とのやり取り。

  • よく『それは無理です』って最近の若い人達は言いますけど、たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも一週間やらせれば、それは無理じゃなくなるんです
  • そこでやめてしまうから『無理』になってしまうんです。全力で走らせて、それを一週間続けさせれば、それは『無理』じゃなくなるんです

村上龍は渡邉美樹が何を言っているのか理解できなかったと「村上龍RVR龍言飛語」にて打ち明けている。
【村上龍RVR龍言飛語】vol.252 ワタミ従業員自殺に労災認定(YouTube)

常人であれば、「無理だから辞める」が、渡邉美樹は「辞めるから無理になる」という理屈らしい。
渡邉美樹の理屈が理解できる人間はどれほどいるのだろうか?
村上龍が反応に困ってしまうのも納得である。

プレジデント誌インタビューでの発言

渡邉美樹が人を叱る際の発言を自慢げに語った際の発言内容が問題があると話題になった。

  • 8階とか9階で会議をしているとき、「いますぐ、ここから飛び降りろ!」と言う
  • 追い込むが簡単には潰さない
  • どれだけきつく叱っても大丈夫かというのが信頼関係のバロメーター
  • 部下の頭を何度もひっぱたいた

あえていいます。人は叱るのでなく、褒めて育てるべきです。褒めることで、自発的に仕事をするように仕向けるのです。ただ、どこかで叱るという行為を差し挟まないと、方向性を定めることができません。叱ることで、あんたの範囲はここからここまでだよ、ということをわからせるのです。

渡邉美樹が嫌われる4つの理由

渡邉美樹がこれまでに起こした問題や疑惑について、主だったものをピックアップした。
郁文館のパワハラ疑惑などは、情報元があやふやで確認が取れていないため、疑惑でしかないと思われる。

しかしそれを差し引いても、一般的な常識しか持ち合わせてない人間から見たら特殊というよりは異様であると感じる。
ファンタジー世界の怪物が現実世界に現れて対峙した場合、このような異様な感じを受けるのだろうか?
そんなどうでも良いことを考えてしまう。

では、これらの疑惑や問題を踏まえた上で、渡邉美樹が嫌われる理由を考察してみる

夢など心地よい言葉の多様

渡邉美樹からは夢やありがとう、命がけなどの言葉をよく聞く。
ワタミの女性社員自殺問題については、命がけの反省をしていると語るがどういうとだ?

命がけなどのインパクトの大きい言葉を使えば真剣さが伝わるだろうという意図が見え隠れするようでならない。
「夢」や「ありがとう」なども、そう頻繁に使う言葉だろうか?

耳障りの良い言葉やインパクト重視の言葉を選んで多用するために、渡邉美樹の言葉がいつの間にか軽くなってはいないか?
その為に、発言の1つ1つに対して受けてが不信感を募らせて、「こいつ・・・何言ってんだ・・・」という印象を持たれてしまう。

結果的に、渡邉美樹に対する嫌悪感に繋がっているのではないだろうか。

自己の理念は他人の理念と押し付け

カンブリア宮殿の「辞めるから無理になる」や「365日24時間死ぬまで働け」理念集からもわかるように渡邉美樹は自身の理屈を押し付けたり、自身に可能なことは他人にも可能であると考えている節がある。

分かりやすく言えば、ジャイアニズムと言い換えることも出来る。
ドラえもんのジャイアンとのび太の関係である。
「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」
※ジャイアンの発言は、実は美談であるというエピソードがあるので例としては適さないかもしれないが。

確かに渡邉美樹は佐川急便の1年間で300万円の起業資金を貯め、起業し、ワタミグループのような巨大な会社へと成長させた。
これは単純にすごいことであるし、それこそ365日24時間働いたのかもしれない。

しかし、我々が渡邉美樹と同じような考えをもって同じように働けと言われたおらどうだろうか?
我々一般人は
ふ・ざ・け・ん・な!
と思ってしまうのではないだろうか。

常識が欠けている

そもそも、人を叱るのに「ビルの8階から飛び降りろ」や「頭をひっぱたく」というのは社会人の行動として適切なのだろうか?
「叱ることで、あんたの範囲はここからここまでだよ、ということをわからせる」という発言からは叱るというより人を調教しているようにも読み取れてしまう。
少なくとも他の一般的な企業では、このような手法は絶対に取らないはずだ。
「叩く」「飛び降りろという」ことが人を諭すの方法として有効とも思えないし、企業としてリスクが高いのではないだろうか?

我々が叱られる立場だったら、怒りや不信感しか残らないような気がする。
そんな経営者に対して良い感情を持ち続けられるだろうか?

発言に嫌悪感や怒りを抱く

「は?こいつ何言ってんだ?」

渡邉美樹の発言で強くそう思った言葉がある。

どこまでも、誠実に、大切な社員が亡くなった事実と向き合っていきます。バングラデシュで学校をつくります。そのことは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じています。

ツイッターの発言である。
当然、これはインターネット上でも強く叩かれた。

何故、渡邉美樹はこんなことが言えたのか。
自殺した女性社員とバングラデシュで学校を作ることに何の関係があるのか?

「誠実」という単語を出しながらも「自身を擁護」しているような印象を持ってしまったため、強い嫌悪感を抱いてしまう。
渡邉美樹の発言にプラスイメージを持てない人間が多くても仕方がないのかもしれない。

結局、渡邉美樹には共感できない。だから叩く

渡邉美樹が叩かれる理由を考察してみたが、結局は発言や考えが異様・普通ではないので多くの人間には共感ができないのだ。
人間、異様なものは排除したくなる。
それが、事実として問題や事件が取り巻く人物であれば尚更である。

そういった人間が政治の世界に身を置いてる現実をどう考えるべきなのだろうか?

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